成長する群像劇、ダウントンアビーははずせないでしょ!
ダウントンアビーは今一番面白いと思う海外ドラマです。
近代のイギリス貴族のファミリーと下僕、メイド、従者たちの群像劇。
愛憎、嫉妬、虚栄・・・もう無茶苦茶にいりみだれる感情。
イギリスの伝統、誇り、保守的思想。
とにかく登場人物のキャラクターが綿密に魅力的に描かれていて惹きつける。
クローリー家3姉妹、伯爵付従者のベイツ、伯爵夫人付従者のオブライエン、第一下僕トーマス、などなど。
本当に濃くって魅力的なキャラクターばかりだ。
それぞれの登場人物で連続ドラマが作れるくらいな設定と役者の凄さ。
そして回を追うごとに登場人物が成長していく模様が本当に丁寧に描かれている。
特に伯爵長女メアリーは気が強くプライドも異常に高い嫌な女だと思っていたけど、いつしか健気で芯の強い女性の一面が現れて感情移入してしまう。
どうしようもなくクズ男のトーマスもかいが進むとなんだか憎めなくなってくるから不思議だ。
まだシーズン3の半ばまでしか見ていないのですが、これからどうなるのか気になって仕方がありません。
美しい陰りのあるストリングスが印象的なテーマ音楽も素晴らしい!
まだ、このドラマ見ていない方、ぜひ1話だけでも見ていただきたいです。